とある方から、たくさんコメントを頂いています。
これは右の一番上にある、
“ブログに表示させたくないコメントはこちらのフォームでお送り下さい!”の
リンク先にあるメッセージフォームから頂いたものです。
で、あまりにもたくさんいただくので、ご紹介しようと思いつつ
なかなかタイミングがつかめていませんでした(汗)
ここでいくつか紹介しましょう。
> TOEICの実際の試験で、TOEIC本に出た問題とそっくりのものが出題された。
まぁ、これはあり得る話でしょうね。
これだけたくさんの著者の方が、TOEICを何度も何度も受験して、できるだけ
本物に近い問題を再現(?)しようとしてはる訳ですから、そのような現象が
起きても全然不思議はありません。
例えば、TOEICには“何かを買った消費者からメーカーに対して製品の不具合を
訴えて返金を求める手紙”なんてものが出題されることがありますが、これって、
メーカーと製品の名前を変えたら大体同じような文面になります。
で、それにつける設問も(文面自体が似ているなら)似通った設問になりますね。
自然なことだと思います。
で、私が言いたいのは、
「そのような問題をアレコレとたくさん解いて練習するより、
・少ない問題の中から新しく出会った単語を覚えるなり、
・一読で理解しにくかった文を反復して構造を頭に刷り込むなりして、
学習する方が良いのではないですか?」
ということです。
一回問題を解いて正解できたかどうかに一喜一憂したり、なぜ間違えたかを
確認して納得するだけより、そこに出てきた英語の素材自体を自分の体内に
取り込むことの方が価値が高いと思います。
因みにコメントで上げて頂いている書籍は、
・旧TOEICの「TOEICテストスーパー模試600問 (株)アルク」
・
「TOEICテストリスニングBOX」
・
「TOEICテストリーディングBOX」
・「新TOEICテスト900点突破ボキャブラリー 投野由紀夫著 (株)アルク」
・トリプル模試1
・ハイパー模試 旺文社
・
「TOEICテストまるごと模試600問 岩村圭南著」
・
「直前の技術」
・
「赤信号」
・
「『直前』模試3回分」
多い、ですね。
多すぎ、じゃないでしょうか。
もう一つ。
> 3月のTOEIC公開テストで気付いたことですが、パート1
> は消去法では解けません。パート7もキーワード検索だ
> けでやっていると、落とす問題が多くなります。
パート1に関しては、基本は全ての選択肢を聞くたびに、正誤の判断をして
正しいと思った選択肢をマークすることだと思います。が、聴き取れなかったり
意味が分からない選択肢があった方にとっては、「これが正解!」と自信を
もってマークできない訳ですから、消去法に頼らざるをえません。
消去法というのは、最後の手段でしょう。
最初から消去法で解こうとするのは意味がありません。
パート7は特に後半の What is indicated?系の問題等はスキャニングをすると
かえって手間になるケースもありますね。
受験者それぞれが自分の実力に合わせて解答の仕方を変えるべきだと思います。
「最初から全部を読んで解答していてはとても時間が足りない」、という方も
いらっしゃいますから、そういう方はスキャニングを大いに活用すれば良いと
思いますね。
スキャニングだけで解ける問題も少なくはありませんから。
また、実生活でもスキャニングを活用する場面はあらゆるところに転がって
います。
例えば、あるスポーツのイベントをテレビ観戦したい場合に、テレビガイドの
どこを読むでしょう?
そのイベントが放送されそうな日の番組欄を見る筈ですよね。
1日目からしらみつぶしに探すなんてことをする人はいない筈です。
4月5日にあるイベントなら、4月5日の番組表を見る筈。
で、なければ“生中継されずに後日放送される”訳だから、それ以降の日付を
探すことになるでしょう。間違ってもそれ以前にさかのぼる人はいますまい。
スキャニングが出来るということはとても大切なスキルです。
TOEICでそれを使うかどうかはまた別の問題です。
TOEICをそれだけで解こうとするかは、もっと別の問題です。
(私はそれはバカバカしいと思います)
スキャニングが向く情報収集と、スキャニングには適さない情報収集がある
訳ですから。
実生活でもそうするように、TOEICの問題を解く場合も、目的に応じて
読み方を変えるのというのが自然でしょう。
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