面白いなと思ったのは、Part 5 の解説です。
問題はこんな感じ(適当に変えてます。)
The APEC delegate representing one of the world's fastest growing economies ( ) to work closely with other member countries toward the creation of its own free-trade zone.
(A) pledge (B) pledging (C) have pledged (D) pledged
この問題のポイントは正しい動詞の形を選ぶことですが、正解への導き方が
興味深いものでした。
中村さんの解説では、
主語が単数だから pledges を選択肢から探すが
pledges が無いので、代わりに pledged を選ぶというもの。
pledges が無いのでオカシイなと思ってつい pledge を選ぶことがある
とのことなんですね。あるいは have pledged を選んでしまう人もいる
かも知れないとのこと。
なるほど。
興味深いです。
なぜかというと、私の思考回路は次のようなものだったからです。
つまり、
The APEC delegate representing one of the world's
fastest growing economies という主語からして、新聞記事に登場
するような話題です。で、そういう場合、動詞が pledge という
一回完結の動作ですから普通は、過去に pledge したことを報道して
いる訳です。
ただ、have pledged という現在完了は否定しきれません。過去の事実を
現在との絡みで述べていれば現在完了はアリですから。
でもこのケースでは主語が単数なのでこの選択肢はダメですが。
ところで、pledges という現在形は私の頭には全く思い浮かびません。
だって、APECの会議に出ている代表者が“時間に関係なく”pledge
しているのはどう考えたって変です。
現在形というのは、その動作がいつのことかというのを意識する必要が
無いときに使う訳で、多くは現時点での動作を表しますが、同じくらい
頻繁に“日常の習慣”のように何度も繰り返し行われる行為を表すときに
使います。
だから、この文脈で現在形というのは強烈な違和感を感じるんです。
中村さんがこの解説をお書きになったということは、主語の単複から
判断して pledges を思い浮かべて、そこから pledged に修正すると
いう思考パターンを経る方を多くご覧になってきたからだろうと推測
します。
思考パターンを経るというか、間違えて pledge を選ぶということです。
多くの方がその間違い方をするということが興味深いです。
私の場合は、現在形の pledge を真っ先に消去している訳で、
方向性が全く逆ですからね。
んーーー。
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あ。真っ先に消去しているのは動詞として使えない pledging か。。。
まぁ、いいや。
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