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『Private Lesson』



2012年03月24日

コピーイングの誤解

『第10回TOEICまつり』の準備をボチボチ始めてる天満です。


で、全く関係のない話なんですが、コピーイングに関して
誤解をしてはる人がいるようなんで、もう一度、書いときます。

て、何回でも書くと思うけど。。。。



コピーイングでは、素材を覚えてください


「スクリプトを見ながらCDソックリにCDと一緒に言う」

のをコピーイングやと思ってはる人がいるようなんですが、
それはオーバーラッピングといいます。


コピーングの方がだいぶん手間がかかります。



なんせ、オーバーラッピングとは2つの点で違いますから。


オーバーラッピングは、発音やタイミングをCDに合わせます。
コピーイングは、声の調子まで合わせます。

感情が高ぶって大きな声になるところは大きな声で。
感情が高ぶって声が裏返るところは裏返って。


以前、ヒロ前田さんのセミナーでコピーイングの話が出た
ときにある言葉が生まれました。



憑依ング


CDを吹き込んだ本人が憑依しているかのようにソックリに
やるわけですね。


こんな名前でも良いかもしれません。



ナリキリング


あるいは


演じング




もう、そのくらいにしときましょうか。






もう一つの大きな違いは、最初から言っている、
素材を読むか覚えているかの違い。


“憑依ング”とか“ナリキリング”とか“演じング”とか
いっても良いくらいだということは、当然、言葉は自分の
中から出てこないとダメですね。


スクリプトを読んでて憑依もなりきりも演技もあったもんや
ないですから。



「え〜〜〜〜〜、覚えるまでやるには時間がないよ」




という感想が聞こえてきそう。




ごもっとも。



でも、そこまで手間をかけるからこそ得られるものがあるワケ。


完全に言葉が入ってしまうと、意味と英語の構造と
その音が三位一体で体の中に存在するようになります。

(あ、「入る」というのは「覚えてしまう」ということ)



これ、普通に人間が言葉を操っている時の状態ですね。



例えばお礼を言うとき、"Thank you very much."と言葉が
スラスラと出てこない人はいないでしょう。

そんなもん、いちいち考えて組み立ててたら喋れません。
人間が話してる時というのは、頭では伝える内容を
思い浮かべてるだけ。

あとは無意識の領域で全てが処理されてます。



でも、"Thanks. I appreciate it."もすらすらと出てくる
人はグッと減りそうでしょう?


なんでやねん?



そら、"Thanks. I appreciate it."なんて、口にした回数が
圧倒的に少ないですもん。

生涯で一度も口にしたことがない人も珍しくないんや
ないですかね?


骨の髄まで染み込んでる表現やないと、
使い物にならんのです。



ま、そこまでは言わないにしても、極端に
使い勝手が悪い訳です。



骨の髄まで染み込ますには?

回数、ですね。


とことん、真似てそっくり同じに言えるようになるころには、
素材はほぼ覚えてます。

もう一歩踏み込んで、完全に入れてください。



そうすることで、いつでも口からついて出てくる自分のコトバに
なっていきます。



そう。コピーイングって、発音練習やないんですよ。





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TOEIC・茅ヶ崎方式・発音@西宮北口
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posted by processeigo at 21:56| Comment(2) | TrackBack(0) | コピーイング練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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