これ、まだ書いてなかったと思うんですけどね、新しい言葉を思いついたんですわ。
その言葉というのは、
音記。です。
なんやそれ?
タイトルにも書きましたが、「暗記」やなくて「音記」をして欲しいんです。
これを思いつく前に実は前振りがあったんですね。
実は、石渡誠さんが仰ってる「朗唱」という言葉。
これも「暗唱」やなくて「朗唱」と表現しているんですが、
共通してるでしょ?
「暗」という言葉を避けてるんです。
あ、ちなみに「朗唱」については
この記事に張り付けられてる動画で
石渡さんが説明してはります。
(僕の思ってることと全く同じことを言うてはる部分があってビビります。)
さて、何で「暗」の字を避けているか。
僕の場合を書きます。
「暗い」というのは「闇」に通じますね。
そう、闇雲に覚えたら良いわけやないんですよ。
覚えることが目的になったらアカンのです。
それよりも、どんな言い方をしているのか、どんな発音で言うてるのか、
そしてもちろん、どんな内容をどんな気持ちで言うてんのか、それを
感じながら「言う」ことが大事。
覚えることよりも、より上手く「言う」ことを意識して欲しい。
その際に、内容や気持ちも当然ながら、大事なのは音です。
話し言葉で伝えるということは、音をどう使うかで全然効果が変わります。
正しい発音で、適切なスピードで、適度な間を入れつつ、自然な
イントネーションで話さないと、伝わるモンも伝わりません。
だから、単語の列を単に頭に叩き込むのではなくて(=暗記ではなく)、
正しい音を求めて何度も練習するうちに勝手に覚えてしまう(=音記)
ようなアプローチで取り組んでほしいんです。
さっき紹介した石渡さんの動画で、彼はこんなことを言うてはります。
スティーブ・ジョブズのスピーチを披露したことに関して、石渡さんくらいになると
どのくらいの時間で覚えられるものかを聞かれて、
「僕はどのくらい時間かってのは気にしない方が良いと思う。」
「むしろ一行一行を味わうってことを大切にした方が良いかな。」
というてはります。
コレですわ。
いかに効率よく覚えるか、やないんですよ。
如何にメッセージを言い方や使われている単語や文法も含めて
自分のモノにできるかどうか、それを求めて練習することの方が
遥かに大事。
でね、それを求めてたら知らない間に覚えてますよ。
僕がお勧めしてる「コピーイング」ではいろんなものが素材として使えます。
必ずしもスピーチを使う訳ではないんで、「唱える」要素はないものも
ありますね。
TOEICのパート3の会話とか(笑)。
だから、「朗唱」というのとは少しずれるんですね。
で、なんかよい言葉無いかなぁと思ってたら、ある時、ふっと思いついたんですわ。
音記。
音を大切に練習するうちに記憶すること。です。
暗記はやめて音記をして下さい。
その過程で、たくさんのものが手に入ります。
posted by processeigo at 03:19|
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