『外国語はネイティブから習わないとダメ』って言語学を専門とする
家庭教師が語ったらしいけど、はぁ?としか言いようがないよ。
別にネイティブに習わなくたって身に付きますよ。というか
習い始めの段階では母国語で説明を聞く方がはるかに良い面も
あると思うしね。
そもそも、全中学校でネイティブの教員が全授業を教えるなんて
話になったら、ネイティブの教員が何人必要やねん。
巷の英会話学校じゃ、ネイティブの講師が教えてますけど、
彼らの滞在期間は短いですよ。基本的に、長期的にコミット
しようと思うてる人は少数派ですからね。
僕のいた英会話学校は規模も小さかったんで、平均すると3、4年
くらいはいてはった気がするけど、それでも1年も満たずに辞める
講師も珍しくはなかったわけですわ。
なおかつ、英語教育を専攻していた講師なんて極々少数。
中には優秀な専門家もいるけど、そういう人だけでクラスを
まかなうだけの人数は確保できまへん。
で、一般的な傾向として、英会話学校ってのは規模が大きくなれば
なるほど、講師の質が下がるもんです。なにせ確保せなアカンから
採用の基準を下げざるを得ません。
で、優秀な人もあまり本領を発揮しすぎるとアカン人との差が大きく
なりすぎるからやり過ぎるなと言われたりする(汗)。
民間の事業者でも講師の採用・研修に四苦八苦してるのに、
公教育でやろうと思えばどんだけ人数が必要になりまんのん?
絶対、英語教育は崩壊しまっせ。
あまりにも naive な意見と言わざるを得ない。。。。
ただ、一つだけ共感できることがありました。この記事。
変な「英語」を習って、変な発音が頭に残るぐらいなら、
習わない方がましなぐらいだ。
今の教育現場を良く知ってる訳やないけど、発音に対する無頓着さと
知識習得を超えて言語の内在化を図る練習の欠如は昔から変わって
ないんとちゃうかなぁと思う。
数年前に塾で中高生を教える機会があったときに知った情報だけで
ものを言うてるんで、現状が変わってるんならスンマセン。