僕は大学時代にESSというクラブに所属してまして、
そこではスピーチをするということを通して英語の力を
高めようとしてはる人たちがいました。
僕は英語劇を通して英語力を高めようという、ドラマ・
セクションという勝負ループに属してましたけど、それと
別にスピーチ・セクションというのもあったわけですね。
ついでに言うと、ディベート・セクション、ディスカッション・
セクション、さらには会話を通して英語力を高めるカンバセー
ション・セクションというのもありました。
で、全部のセクションのメンバーが取り組むものとして、夏春の
合宿があったりしたわけですけど、それ以外に Recitation と
いうのもやってました。
バイブル・レシテーション。
詳しい経緯は覚えてないんですけど、当時、クラブと付き合いのあった
六甲の英会話学校の講師の方が毎週水曜日に「バイブルクラス」という
モノをやってくれてました。
無料で。
有難い話。
で、その関係で、冬に「バイブル・レシテーション」という内部の
大会がありました。神戸大学ESSのメンバーだけが出場する
コンテストですね。
僕のスピーチ絡みの経験っていうのは、これで準優勝したことくらい
なんですけど、当時からず〜〜〜〜〜〜っと不思議に思うてたことが
あります。
それは、
なんで日本人スピーカーはあんなに話すのが遅いんや?
ということ。
強調したいから速度を落とすってのは分かるんですよ。
でも、ココもソコこもアソコもみんな強調するもんやから、
全体が遅くなってしまってて、結局、どこが大事なのか、
どこを強調したいのかよう分からんようになってるちゅうね。。。
それと、ポーズ。
なんでどのポーズも同じ長さやねん?
もうね、ホンマにメッチャ上手い人は別なんですけど、
中途半端に上手い人ってのはポーズがほとんど同じ長さ
だった印象がありますわ。
優勝するような人は、ちゃんと考えて聴衆に投げかけた言葉が
聴衆の頭の中で染み込むのに必要な時間を待ってから次の言葉を
話し始めんねんけど、そうやない人は、まるで、
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
大事なことを言うたからポーズを置こう。
(ポーズ)
ポーズ置いたから喋り始めよう。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ってな感じの機械的なポーズにしか聞こえへんかったんですよね。
スピーチ全体の基本のペースをもうちょっと上げて速く喋る。
ゆっくりするところは大胆にメッチャクチャ遅くする。
ポーズは聞き手の顔を見て、伝わったのを確認してから話し始める。
というあたりのことは、しっかりやって欲しいなぁ。
て、誰向けの記事やねん、これ。