聞いたり読んだりした内容を正確に理解したり、自分の
言いたいことを正確に表現するために存在しますよね。
TOEICなんかの資格試験、あるいは大学受験なんかを
目指していると、ともすれば文法というのを問題を解く
もんやと勘違いしてしまう恐れがあります。
問題を解くというのは、理解するための基礎力がどの程度
備わっているかを測るためであって、それ自体は目的でも
目標でもありません。
最終的には「使える」ことが大切で、使えるなら当然、
解けるはずなんですよ。
でも、解けるからと言って使えるかと言うとそうではないんですね。
使えるかどうかが大事なので、問題を解くということが学習の
中心に来すぎないようにせなアキマセン。
ぜひやって欲しいのが、口頭で文法を覚えること。
当然、最初に内容を理解するには、その説明を読んだり聞いたり
する必要がありますわな。
ただ、それで終わらずに、例文を体に叩き込んでほしいワケ。
口頭で。
お手本の音声を真似て、意味と文の構造の感覚を確かめながら
完全に覚えるまで繰り返して口にする。
覚えることを急がずに、内容を伝えることに専念して、
また、スムーズに話しているかのように言えることを
目指して練習してください。何度も。
そのうち、その例文に組み込まれている文法項目が
体に染みつきます。
染みついてないものは使えないんですよね。大体において。
つまり、染みついてないものはあんまり役に立たんてこと。
役立てられるようにするには、口を動かしましょ。