今日、専門学校の2年生のTOEICクラスが終わりました。
まぁ、正確に言うとあと2回あるんですが、その2回は
どちらもテストなんで、実質今日の授業でおしまい。
ということで、ここ数日は今年度の残りのクラスの事も
さることながら来年度の授業をどう展開するかを意識する
瞬間が増えてます。
プロセス英語会としてやってる
『TOEIC730点コース』は
週に1回でレッスンとレッスンの間に時間があるので、
レッスン外の学習がやり易いんですね。
でも専門学校の授業は1年生の前期は週に3回、それ以外でも
週に2回あって進度が速いんで、なかなか課外学習の時間が
取れないんですわ。
それから元々の語彙力や文法力が限定的な学生さんも少なく
ないんで、おのずとアプローチも変わってきます。
この1年、それなりの成果は出ているものの、もっともっと
効果が出るハズやと思うんですよねぇ。
どの部分を残して、どの部分をどう変えていくか、ように
考えんとと思うてます。
で、その一つの柱が、如何に TOEIC の素材を彼らのアタマに
染み込ませるか。
一通り理解しただけではアカンのですよ。
TOEIC というのは一般の英語のテストに比べて速さが求められます。
一瞬で反応できるというのが大事。一々、読み返して日本語に
訳して理解しようなんて思うてたら、時間が足りません。
耳から入ってきた瞬間に意味が思い浮かぶ状況、目から入って
きた瞬間に意味が思い浮かぶ状況、問題文を読んだ瞬間に
正しい選択肢が頭に思い浮かぶ状況を出来るだけたくさん
作っていく必要があります。
潜在意識下で情報処理ができる範囲を広げて行く必要が
ある訳ですね。
じゃぁ、どうやったら潜在意識で処理ができるようになるの?
っていうと、これはもう反復しかありません。
子どもがおっかなびっくり自転車に乗り始めるころというのは
どう体を動かすかを前頭葉で処理しながら指示を出しているわけで
全てが遅いわけですね。
そうすると体を動かすことに全神経を集中しないとまともに
進まないという状態になります。
それがだんだんと慣れてきて、しまいには友達と話しながら
手放し運転なんかが出来るようになったりするわけですから
人間の処理能力って凄いですよ(笑)。
そこまで達するには何度かコケてひざをすりむいたりするんかも
知れませんけど、それだけ何度も何度も「自転車に乗る」という
体験を繰り返してるわけですよね。
反復ですよ。
英語も同じで、反復することによって、前頭葉を解さずに潜在意識で
情報処理ができるようになっていく訳でしょ。
ということで、かなりゆっくりのペースで進みながら、それぞれの
素材は徹底的に刷り込んでいく授業になるんやろなぁと思います。
あ、これは『TOEIC730点コース』なんかでも同じなんですけど、
流石に『TOEIC730点コース』でレッスン時間を使って反復練習
ばかりをやるのはいささか効率が悪うございます。
ということで、『TOEIC730点コース』でガンガン自宅学習の時間で
素材の刷り込みをやっていただきたい。
一旦解いた模試の問題に出てきた英語を、どんだけ自分のものに
出来るかが次に類似の問題や表現に出会った時の情報処理の速さを
決めますからね。
どんだけしつこくインプットできるかでっせ。
徹底的にインプットしてくださいよ。