興味深い記載があるんですね。
それは、パート5の問題を文頭から読んでいって解けという指示。
その根拠として挙げてはるのは、一定のレベルを超えると
空所の前後だけを見て解こうとするとかえって解きにくかったり
間違えるリスクが高くなる問題があるから。
それよりは、英文の構造や意味を捉えて短時間で判断できる
地力をつけていくことを目指した方が最終段階で理想的な
実力と解き方を身に着ける早道になる、というわけです。
これもまたおっしゃる通り。
僕の印象では、空所の近くだけを【見て】解くという解き方は
600か730近くあたりで卒業していく意識が必要なんやないかと
思います。
空所の近くだけを見たら(A)が魅力的やけど、もう少し視野を
広げたら(C)が正解、というような問題というのは意外とたくさん
あるもんで、時間の節約が大事とは言え、いつまでもその解き方を
続けるのは得策ではありません。
それなら、「500点が最終目標」というような人を除いては、
最初から読んで得という解き方を練習しておく方が良いのかも
知れません。