かなりスムーズになってきてます。
やっぱり1回だけのワークショップではなかなか定着する
ところまでたどり着くのは難しいんですけど、継続して
練習を続けると効果が出ますね。
この方も最初のころは声帯を閉じて、プツッ、プツッと息を
止める声門閉鎖がかなり多かったんですよね。日本人の大半は
そういう話し方になってしまいます。日本語がそういう言語
やから。
でも、英語では圧倒的に声門閉鎖の起こる頻度が低いんで、
これをなくさないことにはいくら個々の発音を頑張っても
ちっとも英語っぽく聞こえないというね、恐ろしい現象な
わけですね。
これ、やっぱり続けて指摘を受けて常に意識していくことによって
かなり改善したようです。
英語に限らないと思いますけど、発音は練習しさえすれば
上手くなります。
まぁ、早い遅いというのは人によって違いはあるし、ネイティブと
完全に同じというレベルを目指そうとすると、おそらく手遅れです。
僕も中学校に上がるとき、つまり12歳になってから英語の音の
練習を始めたんで、ネイティブと一緒というわけにはいきませんもん。
ただ、ネイティブと全く同じ発音をする必要は全然なくて、日本語を
話さない人にストレスを感じさせずに通じる発音になれば良いわけ
ですね。
あ、ストレスという話で言うと、今回話題に出た声門閉鎖というのは
メッチャ気になります。日本語話者の僕ですら、声門閉鎖が起きまくりの
英語を聞いているとイライラしてきますから(笑)、英語ネイティブなら
なおさらでしょうね。
なんでイライラするかというと、ぶっちゃけて言えば聞き取りにくいから。
もう一度言います。声門閉鎖が起こりすぎると、英語としては聞き取り
にくくなります。
声帯が一旦閉じて息を捕まえて、その後、声帯が開いて溜まっていた
息が飛び出すというのは、まさに[t]や[d]や[k]や[p]などの【破裂音】と
同じメカニズム。
つまり、日本人は本来ないはずの子音をいたるところに挟み込んで
喋ってるわけです。
日本人が本来ないはずの音を入れているのは母音だけやなかったんですね。
いたるところに本来ないはずの音が聞こえる世界を創造してみてください。
こぷんなこぷとになぷてるわけですぷよ。
あ、これは「こんなことになってるわけですよ」という文に不要な音「ぷ」を
幾つか入れてみただけなんですけど、相当、イラつくでしょ?
せめてその段階は脱しましょう。
発音レッスンはどなたでも参加していただけますよ。