ずっと“スコアには直結しないけど英語力が上がってじんわり効く漢方薬の
ようなアプローチ”でメルマガ『TOEIC漢方』を書いてますので、
それとは正反対の内容で楽しかったです。
タイトルの『英語力 vs 受験力』はここしばらく『TOEIC漢方』で取り上げて
きたテーマなんですが、今日のセミナーでもやっぱり
『英語力 and 受験力』やなぁと実感しましたね。
おなじスキルを使おうとしても上手く使える人と使えない人がいます。
一つには切り替えの速さの問題ですね。
新しい方法をサッと取り入れられる人と、今までの方法をついつい
引きずってしまう人がいます。性格的なものかも知れません。
もう一つは英語力の差です。
スキルを使おうと思っても、スキルを使うだけの英語力が無いと結局
使えないというケースがある訳ですよね。
やっぱり両方必要。
まぁ、「特にいつまでに何点を取る必要がある」というニーズの無い
人には「英語力」だけあれば良い訳ですが。。。
ということで、3/22(月)のセミナーは「受験力」と「英語力」を
両方追いかけます。
しかし、パート5の所要時間が半分になったのには驚いた。
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TOEIC・茅ヶ崎方式・発音@西宮北口
プロセス英語会
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これ、私も素人ながら、人から聞かれた際にはよく、「TOEICは英語力50、試験力(受験力)50の試験です。」と、受験力の重要性を若干誇張気味に説くのですが、てんまさんは正味、英語力何%、受験力何%のテストだと考えていらっしゃいますか?
もちろん、得点帯によっても、その割合というのが変わってくるでしょうから、一概には言えないとは思いますが…
コメント有難うございます。
英語力と受験力の割合はどの程度でしょうね。一概には言えないですね。
ご指摘のように得点帯によっても変わりますし、部分的には英語力に分類すべきスキルなのか受験力に分類するべきスキルなのか分からないスキルもあると思います。
例えば、先に設問を読んでからその設問の答えを探しながら問題文を読むという解き方(Scanning)は、テスト以外にもそういう読み方が求められる場面がある訳で、Scanningで必要な情報を素早く探し出すスキルは英語力の一部と言えますし、TOEIC でより高いスコアを得るための受験力ということもできると思います。
まぁ、スコアが上がるにつれて英語力が無いとどうしようもなくなるのは間違いないでしょうから、基本的には英語力を高めるというのを中心にしてテスト前に受験力をメンテするというのが準備の仕方としては良いのではないかと思います。
私自身は、かねてからTOEICというのは、本来は頭から順番に解いていく、つまりリスニングの先読みやリーディングの設問先読みなどを前提としていない試験なのではないかと思っています。
ただ、受験力とも言い換えられるテクニックの数々を使用することで、点数が伸びることも事実なわけで、このへんが人を惹きつけてやまない、ゲーム性を持っているのだと思うのです。
600点手前の方から800点手前の方あたりが、一番受験力で点数を得られる可能性が高いのではないでしょうか?
要するに多くの人が分布している得点帯に近いほど、受験力が有効に働きやすいのかなと…
データもないですし、受験力が占める割合まではわかりませんけど(笑)
先読み等の受験力のメンテに関わらず、TOEICでは集中力のon・offや耳の瞬発力のメンテ(これもある種の受験力ですかね?)も必要だというのを、最近身を持って体験しています(笑)
TOEICが「頭から順番に解いていく、つまりリスニングの先読みやリーディングの設問先読みなどを前提としていない試験」なのかどうかはハッキリとは知りませんが、私の印象では“先読みをすることを前提として作られている”のではないかと思います。
これは中村澄子さんの新著の購入特典である音声ファイルで聞いたことですが、新形式に変更する際、ETSの方が「情報収集力を問うテストにする」という旨のことを仰ったそうです。
つまり、収拾すべき情報を明確にしてから情報を取りに行く聞き方・読み方が出来るかというのも問われているテストだということです。
もう一点。リスニングに関してですが、先読みをさせないようにしようと思えば、テスト作成者は実に簡単に出来ますよね?
設問を印刷しなければ良い訳ですから。現に英検はそうなってます。もっと徹底すれば、「選択肢も全て音声のみ」にすることも可能。これなら“先読み”は完璧に不可能。
でもTOEICはそうなっていない。
ということは、“先読みする人はどうぞして下さい”と言っているようなもの。
やはり、TOEICは先読みなどをすることを前提に作られているのではないかと思います。
集中力の on・off の重要性は私も痛感しています。最短解答時間を狙って受験すると、200問を解き終わったときに相当疲れている気がします。さらに、問題を分析している途中で間違いに気づくことが少なくありません。
ま、今回(1月)のように気付かないまま終わって満点を逃すことの方が多いんですが。。。。
中村澄子さんの音声ファイルにそのような内容が入っていたのですか。なるほど。。。
基本的に私とてんまさんとで、そんなに考え方の方向性が違っているとは思いません。
私は、TOEICは先読みを“前提”としているのではなく、“許容”しているという風に捉えているのです。
“先読みする人はどうぞして下さい”というのは、同感です。
リスニングが先読みを前提として作られているとするならば、同じ理由でリスニング中にリーディングを解くことも前提としていることになってしまいます。
リスニング45分、リーディング75分と謳っている限りは、ETSにとって、リスニング中にリーディングを解く行為はイレギュラーな行為のはずです。
しかし表立って、そういう行為そのものを否定はしないし推奨もしない。(アメリカでは、明確に禁止されているそうですけど。同じテストなのに国によって違うとは(笑))
ただ、許容しているだけ…
状況は先読みと同じであろうと思います。
もし、“前提”として問題が作られているのならば、各設問の前に設問や選択肢を読む時間が与えられるはずです。
現に英検のリスニングの一部がそういった形式になっています。
私が前のコメントで“前提としていない”といったのは、
「Questions 74 through 76 refered to the following announcement」というアナウンスが流れて初めて問題がスタートするわけで、その前の問題文や設問が読み上げられている時間に先読みを行うことを前提としたテストではないという、狭義の意味で申し上げたつもりでした。
広義の意味では、先読みを前提としているかのような作りになっていることを否定するものではありません。
すみません。私がてんまさんに意見するなど恐れ多いのですが、その点だけをはっきりさせておきたかったもので。
色々お付き合いいただきありがとうございます。
貴重なご意見、大変参考になりました。
私もいつか、30分余らせてテストの分析をするくらいの域に達してみたいのもです。
コメント有難うございます。
まぁ、TOEIC が先読みを前提としているか許容しているかは議論してもあまり益の無いテーマかもしれませんね。
私も“30分余らせて分析”という割に満点を逃し過ぎです。楽勝で満点を確保しつつ30分以上時間が余る域に早く達したいものです。