読みました。
タイトルが、
『英語の見方が180度変わる 新しい英文法』と
いうんですが、なかなかおススメです。
あ、とは言え、僕の英語の見方は180度も変わりは
しませんでしたね。10度くらいかな(笑)。
それだけ、書かれている内容が、僕が普段している説明に
似てるんですよ。
to 不定詞の to って前置詞の to とまったく同じ感覚で
捉えたらエェやん、
とかね、
現在分詞と動名詞って形が同じやねんから共通するニュアンスが
あるんとちゃうのん、
とかね、
まぁ、そういうのは細かい話で、もっと大事なのは、
英語ってのは文頭から順番に正しく理解していけば
メッチャスムーズに理解できるようにできてる。
てことですかね。
前から前から順番に枠組み(フレーム)を決めていって、
後ろに行けばいくほど、細かい情報にたどり着くってとことか、
主語の次に助動詞が来てから本動詞に行くのは、まず、
話題を提示して、モードを決めてから内容に入ってることとか。
(正確な用語ではムード【法】なんやけどね)
あ、これ、ちょっと補足しましょか。
こんな文を考えます(あ、これは本には載ってまへんけど)
I would appreciate it if you could look into that for me.
取り敢えず、話題は【私】ね。
で、モードは何かというと、
【ちょっと架空の話やねんで、ホンマにどうかってのは
置いといて、こうやったらどうかなぁ、っちゅう話やで】
って、モード(笑)。
仮定法ってのは、そういうことですわ。
【今から話すのは事実の話とちゃうんやで】っちゅうのを
話題を提示したらすぐに宣言するワケ。
で、具体的な話に進みますわ。
評価すんねんね(appreciate)、何をて、それをやがな(it)
もしやな(if)、あんたが、【これまた、ホンマの話と違うて
空想の世界の可能性の話やで】(could)、見んねんね(look)
中を(into)、アレの(that)、なんかの方向に向かって(for)
て、私の方にやけど。
こんな流れ。
なんで2つも節のある例文を選んだんや。。。(笑)
まぁ、そんな感じですわ。
「英文法」という名前はついてるけど、薄い本です。
180ページ弱。
で、語り口調で説明を書いてはるんで、例文もそんなに
ないし、さーっと読めると思います。
あ、まぁ、僕がほぼ同じ方向を向いてるからさーっと
読めただけかもしれませんけどね。
いずれにしても。
事細かく場合分けがされてて何がどこに書いてあんのか分かり
難かったり、ルール説明が有ったと思うたらすぐに例外が一杯
列挙されてたりするような文法書と比べたら圧倒的に読み易い。
中には「法助動詞」とか「アスペクト」とか、高校までの
文法では耳にしない(少なくとも僕はしなかった)専門用語も
少し登場しますが、説明を読めばわかるハズ。
細かなルールに迷い込んで、文法が苦手と思うてはる人には
英語の仕組みの大まかな見取り図をきっちり見せてくれる
本やないかと思いますよ。
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『英語の見方が180度変わる 新しい英文法』
まだ画像がないみたいなんですよね。。。
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