文法というのはやっぱり複雑なもんですね。
英語の文法は他の言語に比べるとかなりシンプルと言える
ようなんですけど、それでも結構ヤヤコシイ。
あ、他の言語と比べてシンプルってのは一例をあげると、
フランス語とかドイツ語なんかでは名詞すべてに性別が
ありますやん?
男性名詞、女性名詞、(ドイツ語では中性名詞も)って、
人間とか動物以外の名詞にもあるんですよ。
日本語と英語しか知らない僕からすると、意味不明(笑)。
学校は女性名詞って、ドユコト?
で、男性名詞と女性名詞とでは、不定冠詞(英語では a/an ね)も
定冠詞(英語では the ね)も別なんですよね、確か。
名詞の意味だけやなくて、それが男性名詞なのか女性名詞なのかも
覚えないと使えへん訳でしょ? めっちゃ面倒くさい(笑)。
それに比べりゃ、英語なんてシンプルシンプル!
とは言うものの、人間が表現する膨大な量の情報を言い表すためには
やっぱり極々単純なルールだけではまかないきれない訳で、中には
例外的に見える現象もいっぱい出てきますわ。
それぞれの学習段階で、どの程度まで突っ込んで理解しようとするのか、
(どこで線を引くのか)って、結構難しいもんですよねぇ。
悩みますわぁ。
もう1つ、文法でヤヤコシイのは、一つの現象を説明する方法が
複数あり得るっていうこと。
例えば、
I know what he wants.
という文の what は何者ですか? という質問。
これ、関係代名詞とも言えるし疑問代名詞とも言えますやろ?
「私は彼が欲しいものを知っている」と言えば関係代名詞っぽいけど
「私は彼が何を欲しいのか知っている」と言えば疑問代名詞っぽい。
どっちなんやろう?
悩むぅ。
悩み過ぎて夜も眠れません。
とは言え。
そもそも、どっちなのかを決める必要はあるんか?
英語のネイティブスピーカーは一々そんな区別を
しながらこの文を発するのか?
そんなことはないはずですわなぁ。
関係代名詞だろうが疑問代名詞だろうが、どっちでも
言いたいことは一緒でしょ?
せやから、こういう部分は気にせんでもエェと思うんですけど、
文法だけを勉強してると、どうしてもそこをクリアにしたくなると
思うんですわな。
これまた、どこで線を引くかが難しい(笑)。
まぁ、いずれにしても【文法のための文法】みたいなことに
なっては本末転倒ですから、深入りしすぎんようには気を付けんと
行けませんなぁ。