> TOEIC公開テスト半年ぶりの受験でした。
> Part5の練習を集中してやったので、Part7に回せる時間が
> 増えてギリギリでしたが最後までたどりつきました。
最後まで辿り着いたというのは1つの成果ですよね。
多くの人がいわゆる「塗り絵」をしてしまうのが
TOEIC のリーディングですから。
> でも早く読んでいるため、細かい部分が頭に入っておらず
> 解答の根拠が判らず当てずっぽうで解答した問題もいくつか
> ありました。もう少しきちんと読める様にしたいと思います。
スコアが低いうちは、難しい問題を避けて自分に解けそうな
問題に専念することで時間内に200番まで解き終わると
いうことはやり易いんですよ。
多くの人は自分にとって難しすぎる問題に時間をかけすぎて
いるだけなので、時間を掛ければ解ける問題なのか時間を
掛けても解けない問題なのかの見極めさえできれば時間は
足りるハズ。
ただ、スコアが上がってくると、自分にとって難しすぎると
飛ばしていてはスコアを伸ばすことが出来なくなってくるんで、
全部の問題を解答しなければならなくなります。
そのためには、速く読む力、速く探す力を高めていく必要が
ありますよね。
一度解いた問題の問題文を使って、何度も読んでみるというのは
一案です。内容が分かっている文章を出来るだけ速く読む練習を
する訳ですね。
これを書くと、多くの人が抱く疑問があります。
「内容を分かっている文書を速く読んで何か役に立つの?」
まぁ、妥当な疑問ですわな。
テスト当日に読まないといけないのは今までに読んだことの
ない文書な訳やから。
でもね、有効なんですよ。
そもそも、何度も読んだ文書を速く読めないのに、初見の
文書を速く読めるわけがないでしょ?
せやから、まずは内容を分かっている文書を速く読む練習を
する訳ですわ。で、実際に、内容は分かってる訳やから速く
読めます。
で、それをもっともっと速く読めるように訓練するわけね。
そうすることで、文字から得た刺激から意味を感じ取る速度が
速くなります。
と同時に、同じ文書を何度も読むということは、その内容や
話の展開を覚えてしまいますよね?
これ、結構、役に立ちます。その文書と似た内容の文書を
読む際に、情報がどういう順番で登場しそうかが予想できる
ようになる訳ですよ。
あるタイプの文書の話の展開に関する嗅覚が養われると
いう感じですかね。
まぁ、この効果を実感するためには、ある程度まとまった数の
文書を何度も繰り返して速く読む練習をする必要がありますね。
使うのが1つの素材なら1つのパターンしか見に付きませんからね。
それと、実際には初見の文を読んで解答する必要がある訳なんで、
これと並行して、初見の文書を速く読む練習もする方がより
効果的ではありますよね。
まぁ、TOEIC のリーディングセクションを時間内に最後まで
解き終えるためには、文書を速く読む以外にもいくつか伸ばす
べきスキルがあるんですけど、まぁ、何はともあれ速く読めないと
根本的な解決にはならないんでね、速く読む練習はしましょ。