TOEIC力。
よく、TOIEC のスコアに必要なモノとして、英語力とならんで
挙げられる『TOEIC力』という言葉。
僕も使いますわ。相手によって。
意味としては、受験者の持つ英語力をより効率的にスコアに
反映させるために役に立つ力のこと。
例えば、
パート2で設問中の内容語と似た音の単語が入っている選択肢は間違い、
とか、
パート5の品詞問題は空所前後の形と選択肢の語尾だけで解ける、
とか、
パート3、4の設問はパート1、2の Directions の間に目を通しておく、
とか。
他にもあるけど、英語の力を高めることにはほとんど何の役にも
立たんけど、TOEIC のスコアを上げるのには結構役立つ知識や
技能のことですね。
これねぇ、600点くらいまでの人がなんとかスコアを上げる
のには役に立つし、使ってほしいと思うんすよ。
TOEIC ってのは200点の人も900点の人も同じ問題に
取り組まなアカン、ちょっと意地悪なテスト(笑)。
600点くらいまでの人にとっては、自分には関係のない問題が
結構たくさんあります。難しい問題が後ろの方に固まって
たらええんやけど、そうやないんですよね。
パート毎に簡単な問題から始まって、後ろに行くほど難しい
問題が増えてくるという構造になってます。
パート5最後の140番とパート7最初の153番を比べたら
断然、140番の方が難しいワケ。もっと言えば、140番と
Double Passage 最初の問題181番でも140番の方が難しい。
という事情もあって、ちょっと解答のコツを使っていかんと
解けるはずの問題にさえ、出会えないということが起こるわけです。
せやから、初級や中級の人はこういう TOEIC 力を駆使して自分の
スコアを最大化するように練習して欲しいんですね。
ただ、いつまでもそんなものに頼って欲しくないのも事実。
すでに730点を超えて800点を目指そうかというのに
いつまでも TOEIC 力を磨くための練習ばかりに精を出して
いる人がいたら、ちょっと考え直してほしいもの。
860点も越えて900点とか950点を目指してるのに
TOEIC 力に頼ろうとしてるんなら、それはかえって自分の
能力向上をワザとに送らせてるとさえ思えますわ。
TOEIC 力なんて、730点くらいで卒業を意識して欲しいし
860点を取るころには本格的に卒業して欲しいもんです。
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