その際の注意点です。
まずは意味を意識すること。意味を感じながら練習せんと
効果は激減です。なんせ意味を伝えるための道具を手に
入れるための練習やねんから、意味を無視したらアキマセン。
次に、お手本と同じように発音すること。英語の音声は
日本語とはかなり違う特徴を持ってるんで、お手本の
とおりに発音して、英語の音声を身に付ける必要があります。
で、このときにやると便利なのが、「段階を踏む」ということ。
まず、最初はお手本と同じ速度で話すのはメッチャ難しいハズ
やから、ICレコーダーや再生速度の変えられるアプリなんかを
使って、0.5倍速で練習。
ゆっくりになっても英語の音の特徴はそのままやから、ゆとりの
ある速度で、個々の音だけやなくて音のつながり具合とかイント
ネーションとかにも注意して耳コピーします。
で、0.5倍速が上手くいくようになってきたら0.7倍速に挑戦。
これもスムーズに言えるようになるまで繰り返し練習。
次は0.8倍速、そして等倍速。と、徐々に速度を上げていきます。
ゆっくりやることで、正しい発音の要素をしっかり身に付けていく
わけですね。その上で、最終的に速度を合わせていく。
最初に同じ速さでいうことを目標にしてしまうと、おそらくそれ以外の
要素(個々の発音、子音が続くときの続き方、単語間での音のつながり、
イントネーション、ポーズ、その他もろもろ)がすべて犠牲になります。
一旦犠牲にしたものを後で取り戻すのは大変なんですよ。
せやから、最初はゆっくりのスピードで速度以外の要素を完璧にしてから
速度を最後に調整するという、段階をひつずつクリアする方向で練習して
ください。
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