今日も緊急発音レッスンをやりました。
で、やっぱりネックになるポイントの一つは声門閉鎖。
声帯を閉めて息の流れを止める現象です。
日本語はくっきりはっきり喋る必要があるし、音の長短を
コントロールする必要があるんで、かなり頻繁に声門閉鎖が
起こります。
一方の英語は音の長短によって意味が変化しないので、
長さをコントロールする必要性が低い言語。結果的に
声門閉鎖がかなり少ないんですよね。
これ、単語と単語の間によく起こってる現象なんですけど、
もっと厄介なのが破裂音(p, b, t, d, k, g)の途中でやって
しまうこと。
これは声の出ている音(例えば b )を、ゆっくり発音すると
分かります。声が出ている音なので、息を出し始めてから
b を発音し終って息を止めるまで、終始、声が聞こえるハズ。
ところが、声門閉鎖が起こってしまうと、b を発音している
途中で声が消える瞬間が出てきます。
これを完全に取り払ってしまいたい。
少し前に「ウダウダウダウダ」という練習を書きましたが
b バージョンが今回の「ウバウバウバウバ」です。
ゆっくり声を出し続けながら、唇を閉じたり開いたり
します。出来れば唇が開いている時間より閉じている
時間の方を長くするつもりで。
もう1つのコツは、唇を閉じたら口に空気が溜まって
いく訳ですが、この溜まった空気の圧力で、自然に
唇が開くのを待つこと。
自分の力を使って唇を開くのではなくて、息の圧力で
唇が勝手に開くまで声を出し続けるワケですね。
そうやって、息を出し続けながら子音を発音する感覚を
養ってください。
声門閉鎖をなくす役に立つはずです。