『発音ワークショップ』を行います。
発音について注意すればするほど、『発音ワークショップ』を
やればやるほど、痛感するのは、
英語の音は日本語と仕組みが全然違う
ということですね。
もう、ホンマに違う。
音節の構造が違うだけなんですけど、それでこんなに
全然違う響きになるんかと思うとビックリします。
日本語の音節は【子音+母音】で完結します。
【母音】だけの音節もありますね。
文末の「です・ます」のように、「す」の最後の母音を
発音しないために【子音+母音+子音】という形に
なっている音節も存在しない訳やないんですけど、
まぁ、大半の音節が母音で終わります。
英語の場合、全て【子音+母音+子音】になってます。
辞書の発音記号を見ると、【母音】だけの音節や
【子音+母音】で終わっている音節もあるように
見えますが、そういう場合でも隣の音節に【子音】が
あれば、それをコピーして【子音+母音+子音】という
形にして喋ってます。
例えば about という単語。
辞書を見ると、a・bout と書かれてるハズ。
最初の音節は【母音】だけのように見えますよね。
でも、実際に話すときには、ab・bout のように
発音されるわけです。
英語ネイティブの人たちが日本語を話した時に訛って
聞こえるのは、この音節の違いが原因。
別に英語の音が強いからやないんですね。
音節のつくりが違うから響き方が全然違うんです。
これって、もう全ての音節で起こってることですから、
英語の発音の根幹をなすことです。
個々の音を何十年練習しても、音節の構造を無視してたら
英語らしい響きにはなりませんからね。
【音節】の形を守って話す話し方を練習しに来てください。