そしたら、レジで大きな声がするんですね。別に言い争いを
している訳ではなくて、普通に精算をしているだけなん
ですけど、お客さんがかなりのお酒を飲んで張る様子。
酔っぱらった状態なわけですね。
日本人というのは、酔っぱらうと声がでかくなります。
一つには、酔うと喉や口の周りの筋肉に力が入りにくく
なりますから、その辺りの筋肉がダラーンとした状態に
なります。
普段、日本語を話す時は口やのどのあたりの筋肉が緊張
していて、口と喉の境が狭くなっているんで、喉で共鳴して
いる声が体の外に出てきにくい状況なんですが、酔って
力が抜けると、口と喉の間がゆるんで喉の共鳴がそのまま
体の外に出てきます。
英語を話す人たちの声が大きいのと同じ状態ですわ。
もう一つ、酔っぱらうと、自分の声がでかいというのを
認識して、声を落とすというモニター機能も低下します
らか(笑)、自分が大きな声を出しているのが分からなくて
声が大きいまんまになるという面もありますね。
ま、いずれにせよ、酔っぱらった時の話し方は、英語を
離すうえで非常に良い程度に口や喉の緊張が取れるん
ですよ。
お酒を飲む方は酔った時のイメージで、酔うほどには飲まない、
一切飲まないという方は、周りの酔っぱらいの方の話し方を
観察してそのイメージで話すと楽に上手に話せるように
なるかもしれません。