音節というのはうまいこと出来てる言葉ですね。
つまり、音の【節】なわけですよ。竹に節があるように
英語の音の塊にも節があるわけですね。
[ ][ ][ ][ ][ ]
こんなイメージ。
というか、こんな感じで表す方が分かりやすいかな?
[C V C][C V C][C V C][C V C][C V C]
竹の節というのは、この ][ の部分を言うようですけど
【音節】という言葉の場合は [C V C] の部分を節と
捉えてるイメージ。
つまり、竹の節と節に挟まれた部分に【音節】があって、
その空間の両端に子音があって真ん中は母音ね。
このイメージをつかみやすくするために、書き方をちょっと
工夫しても面白いかなぁと思うてます。
例えば、in an hour という表現がありますけど、この表現を
こんな風に書いてみるわけですよ。
【_in】【nan】【nhour】
最初の _ というのは、本来、音節の頭にあって欲しい子音が
ないことを表してます。まぁ、in という前置詞には頭に子音が
ないんで、in an hour だけを言おうと思うと、どうしようも
ないわけですね。
ないものはない、と。
ただ、2つ目の単語、an の場合は様子が違います。
前に in という単語があって、その最後に子音の n がある
わけやから、その n を an の音節の頭にもコピーして
使いましょ。
すると、【nan】となりますね。分かります?
次の音節(単語)の hour も同じ。
最初の h というのは文字にしか現れてこないんで、
音の面から言うと、母音で始まっとるわけです。
ただ、ここもまた、前に2つ目の単語 an があって、
その an の最後の子音、n をコピーしてきて使います。
すると【nhour】という感じ。
【_in】【_an】【_hour】
というイメージで読んでしまうと、「インアンアワー」って
言えてしまうんやけど、
【_in】【nan】【nhour】
と思いながら言うと、「イナナウア」みたいな感じに
発音しやすいと思うんですよね。