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『Private Lesson』



2015年12月26日

発音は力を抜いて

今日は大阪で英語を学んではる方々のオフ会(というか忘年会?)に
お邪魔してました。

英語リプロダクション トレーニングという本を使って
スピーキングの基本を身に付けようとしてはるらしく、
その教材の内容を暗唱する課題(?)に取り組んではる
方々が何人か、成果を聞かせてくれました。

で、まぁ、発音のフィードバックをする機会ができた
訳ですね。


日頃から感じていることなんですけど、発音って、意識
しすぎると、かえって逆効果な部分があって、今回も
何人かの方はそういう現象が起こってましたね。


どういうことかというと、1つには「強弱を意識しすぎる」こと。
それと、「間違いを警戒し過ぎてかえって間違う」こと。

強弱を意識しすぎるというのは、ホンマに日本全国に
マン会陰してる気がしますね。。。

「大事なところを強く言う。
 そうでないところは弱く言う。」


という迷信が広まりすぎて、けんか腰に聞こえつつ、
「弱い」部分が聞こえなくなってしまうんです。で、

「怒ってるみたいやけど、何言うてるか分からん」

てなことになります。ひどい場合。


もう一つの「間違いを警戒し過ぎて間違う」というのは
日本語にない音や音の組み合わせを意識し過ぎて、本来
日本語と同じで良いのに日本語にない音を出してしまうこと。

典型的なのが heart と seat ですね。

それぞれ、カタカナ書きすると同じ表記になるけど英語では
違う音の別の単語があります。

そう、hurt と sheet です。


hurt の母音部分というのは日本語にないだけやなくて、この
音がきれいに出せると、英語っぽく聞こえる感じがする音。

それでついついこの音を意識し過ぎて、日本語の「ア」に
かなり近い音で言わないといけない heart の母音部分まで
この音で言うてしまうわけですね。


seat と sheet も同じ感じ。

日本語に /s/ と /i:/ を組み合わせる音がないために、
日本語話者はこの組み合わせを間違えてしまうことが
多いわけですね。

それで意識が過剰になって、本来、日本語の「シ」と同じ
音で良いところも /si:/ で言うてしまう訳。


逆説的なんやけど、発音って、あんまり意識し過ぎたら
アキマセンな。

力を抜いて、お手本の音を真似る。


個々の音素レベルやなくて、文レベルでそっくり真似る。


これをやって欲しいんですね。


で、まぁ、必要ならフィードバックしますんで、
『発音レッスン』にお越しください。


 
posted by processeigo at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 発音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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TOEIC・発音・茅ヶ崎方式@西宮北口
プロセス英語会
 

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