しばしば耳にするセリフです。
例えば、パート1やパート2の問題を解いた後、もう一度、
スクリプトなしで聞いてもらって、何と言っていたかを
当ててもらいます。クラス全員でやるディクテーションの
ような感じ。
で、何回か聞いた後で種明かしをすると、誰かが言います。
「絶対そんなん言うてへん!」
確かに。
そうは言うてません。
あなたが思っている音では言うてへんわけですよ。
だから聞こえない。
例えば Who is picking me up at the airport? という文。
これ、初級者の方はこう言うと期待してます。
「フーイズピッキングミーアップアットジエアポート?」
でも、英語のネイティブスピーカーはそうは言いません。
あえてにカタカナで書くなら、
「フーズピキンミアパディエアポー?」
みたいな感じでしょうかね。
確かに「フーイズピッキングミーアップアットジエアポート?」
とは「絶対に言うてへん」わけです。
で、誰が悪いんですか?
というか、何が悪いんですか?
そもそも、
「フーイズピッキングミーアップアットジエアポート?」
という音を期待したこと自体が間違ってるわけです。
そこを直さんことには、いつが来ても英語を聞き取れるようには
なりません。
間違えたデータベースは、正しいデータで上書き保存しましょう。
そのためには発音です。
正しい発音をしっかり耳に焼き付けて、出来れば自分でも似た
音が出せるように口頭練習をしてください。
最初は効率が悪いと感じると思いますが、単語を覚えるよりは
圧倒的に習得すべきポイントは少ないので、短期間で聞き取れる
ようになります。