英語劇を創るプロセスを通して英語を学びましょうっていう
コース。
最終的にやりたいのは、自分たちの手で作った台本を自分たちで
上演すること。そして、台本作りから上演までのプロセスを
英語を使ってコミュニケーションを取りながら進めていく、
そんなコース。
と、同時に基礎訓練的な意味合いで、英語圏で上演された芝居の
戯曲を使ってセリフを自然に言う練習も並行してやっていけたら
良いかなぁ、と思うてます。
英語劇を創る場合、2種類の台本が考えられます。つまり、
1)すでに上演され、製本されて販売されている台本と
2)自分たちでゼロから作る台本。
1)の方は、ほとんどの場合はネイティブスピーカーの劇作家が
書いた台本を使うことになるんで、セリフは全てネイティブ
スピーカーが普通に喋っている言葉になりますな。
英語表現のインプットの場としては優れています。
まぁ、台本が古いものだと、最近は使わない表現を学ぶ可能性も
否定はできませんけど、自分たちで作るセリフよりは自然な
表現を学べるチャンスが多いのは紛れもない事実。
という訳で、インプットの機会、そしてセリフを感情をこめて
表現する練習の素材として、既存の戯曲を使った練習は取り入れ
たいところ。
一方の、自分たちで台本を創る場合、自然な表現の習得という
面では劣るものの、台本を創るというプロセス自体がとても
勉強になりますね。
市販されている戯曲は大半が2時間もの。1幕物の短いものでも
1時間くらいはかかるわけですが、それだけの尺のものをやろうと
すると、セリフを覚えるだけでも大変な労力になるんでちょっと
非現実的。
自作のストーリーなら長さも自由に作れるんで、この点は使い
易くなりますね。(まぁ、短いと演劇作品としてのクォリティは
下がらざるを得ませんけど、それは致し方ないかな。。。)
で、どちらをするにせよ、『英語劇コース』(仮称)でやって
みたいのが、稽古をすべて英語で進めるというもの。
コレ、無謀なように思えますよね。
でも、結構、やってみたらやれるもんやと思うてます。
僕が大学時代に入っていたESSでは、夏と春の合宿をすべて
英語で運営していましたし、最近参加し始めたToastmasters
Clubでも毎回の集まりは全て英語で運営されてます。
ESSもToastmasters Clubも、元々英語でのコミュニケーションを
楽々こなせる人ばかりが集まっている訳やありません。
まぁ、全くの初心者という人は少ないにせよ、英語を使うのは
得意じゃないという人も少なくないんですが、なんとか意思疎通は
出来るもの。
セリフの言い方や演出の仕方などについて、フィードバックしたり
アイディアを出したりするのを英語でやることによって、その場で
英語を使ってコミュニケーションを図る訓練になります。
既存の戯曲を使って自然な英語表現のインプットもしつつ、英語をで
話し合いながら作品を創っていく過程で英語を効果的に使うための
訓練もできるという『英語劇コース』(仮称)。
やりたいですねぇ。