「1つのパラグラフには1つの概念についての記述がまとめられている」ということを知っていれば、4つの選択肢のうち、恐らく2つはほぼ瞬間的に消去できる筈。時として、パラグラフのテーマを確認するだけで正解が決まってしまうことも少なくありません。
もう一つの「情報の受け渡し」というのは、前後の文で同じ内容について別の表現を使って言及していることを表しています。例えば、Nissanという会社が登場した場合、それ以降の記述では、Nissanという言葉を使わずにこの会社を表すことが一般的ですよね。筆頭は代名詞のitですが、それ以外にもたくさん考えられます。the firm、the company、the automaker、the car manufacturerなどと表現するのが一つ目のグループ。他にはthe Yokohama-based company、the third-largest automaker in Japan、the 83-year-old companyなんてのもあり得ます。
これらの表現がNissanを表すのだというのが分かれば、文選択問題では空所の前後の文で使われている表現と同じ内容を表す表現を含んだ選択肢を選べば良いし、位置選択問題では空所の前後に挿入文で触れられている内容と同じ内容がある場所を探せば良いことになります。
まぁ、理屈は分かっても、それを短時間で見つけられるかというと、これまた別の話。練習しましょう。
ということで、12/24(土)の『第26回TOEICまつり』では、文選択問題・位置選択問題に効くアクティビティを用意しました。
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