貴方のメッセージ、ちゃんと伝わってますか?
英語の発音や伝え方を練習しないまま言葉を発していても、なかなか
伝えたいことは伝わっていませんよ。特に相手が日本語話者ではない
場合。
日本語話者同士だと、相手が何を言おうとしているのか分かりやすいん
です。次文も同じような発音のクセを共有してますから。
ただ、違う言語の母語話者の場合、日本語の特徴を理解してませんから
日本語話者の話す日本語英語はかなり効きづらいんです。
僕が務める専門学校でスピーチコンテストのジャッジをしたときのこと。
2人の女性ネイティブスピーカー講師と一緒に順位を決めようと話し合って
いた際に、2人がある出場者のRの発音のことをしきりに話題にしていたん
です。
僕は「確かにLとRは全然違う音やけど、まぁ、文脈で何を言おうとして
いるか分かるし、個別の音素が多少、ズレているだけでそんなに気にも
ならんだろう。」と思って、2人に"Is it annoying?"って聞いてみました。
「それって気になるの? ウザいの?」という感じですね。
すると2人は口をそろえて"Very annoying."(めっちゃウザい)と言うて
ました。
そういう、個々の音のズレ以外にも、言葉がぶつ切りになることや、
大げさすぎで不自然なイントネーション、無駄な母音が入ることや
音節が日本語式で平板な響きになることなど、話し方のクセが気に
なって気になって、内容がちっとも入ってこないという現象がよく
起こってるんですよ。
口頭で何かを伝える際、聞いている人に分かりやすく聞きやすい
話し方で伝えるのはとても重要です。練習しましょう。毎日、意識
して、発音を改善しましょう。
意識してネイティブスピーカーの話し方をよく聞き、真似て言う
練習をしてください。日々の練習なくしては、発音は身に付きません。
そもそも、日本語とは全然別の音の体系です。ちゃんと練習しないと
身に付きませんよ。
語彙や文法が、英語と日本語とで全然違うのと同じように、英語の音と
日本語の音は全然別ものです。「リンゴ」を意味する単語が日本語の
単語とは全然違う形の apple であるのと同様、その発音も日本語式の
「アップル」とは全然別ものの音です。真剣に練習する必要があります。
ただ、やみくもに聞いて真似するだけでは、大半の人にとってはコツが
つかめないもの。その第一歩として、『発音ワークショップ』を使って
もらうのも良い案です。
次回は 10/7(土)の午前10:15〜12:15に西宮北口で行います。
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